歩くことは健康に良いのだけど
歩くことは健康にいいんですよってのは良く聞く話。
そして同じく「一日万歩」って言葉も標語のように聞くことも多いかと思います。
でも普通の主婦やサラリーマンが一万歩って日常で歩いているものなのでしょうか。
◆万歩計で計測してみた
私は最近万歩計を購入しまして、実際にあれこれ計測してみました。
私が一万歩の距離を歩くのに要した時間は1時間35分(普通に歩いて1㎞を13分程度)、距離にして約7㎞です。
これだけの距離をウォーキング出来るサラリーマンや主婦が一体どのくらいいるでしょうか。
勿論日常生活において、トイレに行ったり家事をしたり仕事をしたりで歩くことはあります。
だけど広島の片田舎に住む我々は基本は車社会。買い物も通勤も車の中。
日常生活において歩いている歩数はせいぜい3千歩~4千歩というところではないでしょうか。
となると、残る7千歩近くをどこかで補う必要があり、時間にして一時間以上歩かなくてはいけなくなってしまいます。
定年退職されて時間のある方々ならともかく、普通に働いている方にとっては歩くだけの為に一時間を確保するのはなかなか難しいものですよね。
1日1万歩は実はかなりハードルが高いのです。
仕事を定年退職された方が早朝ウォーキングをされていますが、その方たちにとってはそんなに難しい話ではありません。
しかし働く大人は90分以上も歩く余裕なんてありませんからね。
◆日常の中に歩くことを取り入れる
そこで、逆転の発想。歩く時間を確保しようと思うのだから難しいのです。
日常の中に“歩くこと”を少しずつ取り入れていくことが大事。
ちょっとした買い物・駅までの通勤時間・犬の散歩・会社の階段どこでもちょっとだけ遠回りして、ちょっとだけ多く歩く。
時間にしては僅かであっても、それが重なれば歩数も増えてきます。
1万歩ってのはあくまでも目安。それより少なくたって構いません。大事なのは今より多く歩くこと。
高齢者や専業主婦などでずっと家に籠っている人だと、1日300歩とか400歩しか歩かないって方も多くいらっしゃいます。
それでは健康には良くないですよ。
逆に高齢者の中には「日本一周ウォークラリー」など友人同士で何キロ歩けたかを競うような方もいらっしゃり、毎日10kmも20kmも歩いたりしてる方がいます。
沢山歩けば健康になるのでは無いですよ。
歩き過ぎってのも歩かないのと同じくらい身体に不調をきたします。
他人と競うのは止めておいた方が良いでしょう。
今よりちょっとだけ、生活の中に歩くことを取り入れるってのがミソ。
今から健康生活を始めてみませんか。