◆鍼(はり)のイメージと実際
鍼と言うと注射針を連想する方も多いでしょう。
注射針はお薬を注入する訳ですから、中が筒状になっています。
でも鍼灸院の鍼は筒状にする必要がありませんから、ギリギリまで細く出来ます。
身体に鍼を刺すと下手すると死ぬんじゃないかと考えている人や、内臓を傷つけてしまうんじゃないかと心配する人も多いみたい。
大丈夫、必殺仕事人じゃないから鍼で人は殺せないし、解剖学の勉強もしてるので内臓を傷つけることもありません。
実際の鍼とあなたのイメージにある注射針の比較をご覧ください。
想像と違ったでしょう?
触るとグニャリと曲がるくらいの細い鍼です。写真の鍼よりももっと細い鍼もあります。
どうしてこんな細いものが身体に入って行くのかと不思議がられますが、それは技術の問題で何とでもなるのです。
とかく悪いイメージは膨らむものです。注射針や畳針を想像していた方、早急に脳内イメージを塗り替えておいて下さい。
中国(Chinese)ではかなり太い鍼を使うこともあるようですが、日本の鍼灸院ではそんなに太い鍼は使いません。
◆身体の奥に響きがある
こんな細い鍼を駆使してあなたの症状に立ち向かうのが鍼灸師です。
使う鍼はどこの鍼灸院もほぼ一緒ですが、やり方はそれぞれ違います。
体中に何十本も鍼を刺したままにする所もありますし、電気を流すところもある。当院はこれをちょっと深めに刺します。
腰とかお尻では3㎝近く鍼が入る場所もあります。なので他院よりも刺激がちょっと強いかも。
悪い場所に入るほど、奥の方でズンとした刺激があります。そのズンと言う感じを「痛い」ととるか、「身体の奥の方で指圧をされている感じ」と取るのかで私の鍼が好きかどうかが決まります。ソフトな刺激をご希望な方は言って貰えれば細い鍼にしますよ(笑)
女性はまず鍼の刺激は大丈夫、男性の身体の大きい方(特に自衛隊員ね)は多少抵抗がある方もいらっしゃいます。
それでも効いたと感じて頂ければちゃんと通ってくれますよ。中学生や高校生の運動部の生徒が足繁く通うのですから、そんなに大した刺激じゃありません。
私は自分がランニングして痛めた身体は自分で治します。
その際にはちょっと太めの鍼を使って足も腰も首も全部自己鍼治療を行っています。自分で刺して楽にならなければ、他人様に鍼を打つ資格はありませんからね。
この鍼の魅力を皆様に知って頂きたいのですよ。自分の身体の悪い場所にピンポイントで当たってる感覚。
この感覚は他の治療院じゃあ経験出来ないと思いやすぜ。どうぞ一度お試し下さい。