肉離れには鍼灸を
マラソンブームですね。河川敷を走っているとランニングを楽しむ男女を沢山見かけます。
20年前まではマラソン大会と言えばフルマラソンかハーフマラソンでした。
しかし今では山の中を走り回るトレイルラン・フルマラソンでは飽き足らずに超長距離を走るウルトラマラソンなど種目が細分化されてきました。
100㎞を超えるようなレースも国内で沢山行われていて、そんなレースに出る方をウルトラランナーと言う呼び方をしています。
ウルトラランナーを総称して当院では変人ランナーと呼んでますが、一般的には尊敬を込めてウルトラランナーと呼ぶようです。
そんなウルトラランナーが本日は肉離れで来院されました。
肉離れは鍼灸で治るのかとよく聞かれるのですが、効果大ですよ。
筋断裂と言って完全に骨から腱が離れてしまった状態ではまずは整形外科にて処置して貰わないとどうしようもありませんが、肉離れは筋繊維の一部分が剥がれているだけなので施術の対象になります。
肉離れを起こしたばかりの炎症がある時には鍼はしませんので、まずはアイシングをして患部を十分に冷やし炎症が治まってから鍼灸院にお越し下さい。
いつまで冷やすのかと言う質問に対しては、自分の感覚次第なんです。
冷やして気持ちが良いと感じるなら冷やす。
冷やすと違和感を感じるようになったら温める。
自分の感じ方って大事です。
アイシングをして数日して炎症が落ち着いてきたら、筋肉が固くなり痛みを伴うようになります。
そうした時には鍼を使って収縮した筋繊維(正確には筋繊維束)を狙って鍼をしていきます。
肉離れをすると内出血を伴いますし患部を触るとかなり痛みがあるのですが、当院では直接患部に鍼を刺します。
患部に鍼を刺すとズシンとした刺激がありますので、無痛とは言えませんが効いてる感じはありますよ。
実際数回の鍼灸施術でかなり痛みは引きます。
本日のウルトラランナーは練習中にふくらはぎを肉離れしてしまい、走るどころか歩くこともままならない状態。
前回3日前に来院して施術した際には、翌日1日は調子が良かったが、その次の日からまた痛み出したとのお話でした。
◆数度の来院でかなり痛みが和らぎます
肉離れは短い期間に何回かお越し頂くようにお願いしています。
1回目は1日から数日しか痛みが引かなかったものが、2回目は3日以上、3回目は一週間以上と痛みが和らぐ期間が増えて行きます。
痛みが消失してしまえば、後は自己判断でケアの為にいらして貰えば良いので、何回か通ってくれることが痛みを早く和らげるコツになります。
自分の身体を人に任せるって勇気が要りますよね。
でもね、プロに一度任せてみましょうよ。毎日人の身体を触って、尚且つ毎日1000本の鍼を打つ私と、走ることは得意だけど身体の事は素人のあなたとでは、その差は大きいと思いませんか。
私もランナーですが、ハーフマラソン以上は出る気がありません。
だって身体を痛めるだけだもん。
でもね、当院は変人ランナー多いので、かなりの疾患数を診ています。変人に強い鍼灸院です♪
大事なあなたの身体と親身に向き合う鍼灸院です。どうぞご予約をお待ちしております。