◆広島のトライアスリートの中では有名人?
毎週一度いらっしゃる女性トライアスリートがいます。
年齢は私よりも少し下くらいですが、まだまだ一線級で戦っていらっしゃいます。
小柄ながら柔らかくて張りのある筋肉をしており、毎日のトレーニングを欠かさない子です。
何せ3本ローラー4時間回すって子です。分かる人には分かるでしょ。
景色も変わらない、風も受けない3本ローラーですよ。私は60分が限界です。
トライアスリートは真面目な人が多いってのが私の印象。
3種目を毎日コツコツ練習出来るのですから、真面目じゃないと出来ませんよね。
ただし、トライアスリートは練習量が多過ぎて身体がボロボロな方が多いのです。
バイクやランで足を使うものだから、スイムのクロールでは如何に足を使わずに泳げるか練習中も考えているようで、妙に肩から前腕部にかけて張りが目立つのですよ。
後、バイクの時に腕に力が入っている人が多いのも肩と前腕に痛みが出る原因かな。腕は添えるだけよ。
この他にもトライアスリート特有の筋肉の使い方があって、大体皆さん同じ場所を痛めてる。
自然と鍼を打つ本数も増えて来て力が入ります。
これも大きな特徴の一つだけど、鍼を怖がる人が少ないし少々太い鍼を打ってもビクともしないってのも特徴です。感覚が麻痺してバカになってるのか強靭な精神力を持ってるのでしょうね。
トライアスロンだけやってれば良いものを、欲張ってトレイルランやマラソン大会にも出るので毎月数本もレースが入っている人たちも。
毎週来るこの子も練習もレースも大好き。いつも目標となる大会を決めていて、出場すれば優勝や上位の座を獲得します。
それは素晴らしい事なのだけれど、競技を長く続けられるかって問題においてはちょっと疑問を感じます。
年間4本のレースが限界じゃない?
目標のレースにピークを持って行こうと思ったら2か月くらい前から調整が必要でしょ。
そしてレースが終わった後には最低2週間はクールダウンが必要。
そう考えたら年間に本気で狙えるレースなんて4本が限界のように思うのですが。
最近では大会が非常に増えているし多様にもなってきているので、ほぼ年間通して何らかのレースがある。それに出続けていたら身体が悲鳴を上げると思うのですよ。
この女性トライアスリートにも散々と出場レースをセーブするよう言うのですが、言う事を聞かないのは皆同じ。
素直な良い子なのですが、練習抑えろとかレースに出過ぎるなってのは受け入れがたいのですね。
速くたって優勝したってアマチュアスポーツですからね。
身体がガタガタになっても誰も助けてくれませんよ(プロアスリートだって自己管理ですから)。
トライアスリートは変人(あくまでも愛称です)が多いので私のような一般論を言う真面目で良いせんせ(先生には遠く及ばないので)の言う事は聞く耳持たないのでしょうが、いつか後悔するよと諭すことにしています。
そんな変人トライアスリートをもしっかり受け止める優しい【ゆうこん堂鍼灸院】はあなたのお越しをお待ちしています!