◆アスリートが集まる鍼灸院
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写真掲載は本人の了承済み
守秘義務があるのでうちに来るお客さんの事は詳しく触れられないのだけれど、今回は本人の了承も得たのでアップします。
彼は今年、スパルタスロンと言うギリシャで行われる全長246kmのレースに参加する予定です。
ちょっと距離が想像つきませんよね。
広島からだと姫路までで250kmくらいですかね。その距離を走るレースです(笑)
近年、フルマラソンでは飽き足らなくなった選手たちが、ウルトラマラソンと呼ばれる100kmを越えるようなレースに出るようになったり・トレイルランと呼ばれる山道を走って上り下りする競技に出場したり・トライアスロンを始めたりとより過酷なレースに出場するようになりました。
20年前はランナーの最終目標はフルマラソンでした。
勿論その当時からトライアスロンはあったし長距離レースも少数だけどあったのは確か。
しかしほとんどのランナーがそんな大会の存在さえ知りませんでした。
なので如何にフルマラソンを速く走るかサブサーティー・サブスリーを狙うかを競っていました。
しかし近年では選択肢が豊富にあってフルマラソンに固執する必要が無くなりました。
望めば幾らでも距離を伸ばすことも過酷なレースを選択することが出来ます。
世界に目を向ければ何千通りの選択肢がありますからね。
◆より過酷な道を、スパルタスロンは通過点の一つ
この彼はより長く、より過酷なレースが大好きな立派な変人です(いつも言ってますが、この場合の変人は”愛称”ですからね)。
変人が祟って246kmもの長いレースに出場することになりました。
スパルタスロンは数あるウルトラマラソンの中でも世界最高峰の一つに数えられる大会です。
スパルタスロン完走者と言う称号が一つの名誉となるほどです。
プロ選手じゃありませんよ、普通に仕事を持つ一般ランナーです。
沢山走ったから給料が上がる訳でも賞金が出る訳でもありません。
多分人から認められたいとも思ってないでしょう。
純粋に走るのが好きで、沢山走っていたらこんな大会にも出場出来ちゃったという感じでしょうか。
刺激が欲しいのでしょうね。彼にとってスパルタスロンはゴールでは無くて通過点の一つ。
クリア出来れば新たな目標を定めるのでしょうし、クリア出来なければまた挑戦するだけでしょう。
こういう気概のある選手が来院してくれると施術をする側の人間もやる気になります。
当院のアスリートとの向き合い方
一般的に運動選手と鍼灸とを結びつける人は少ないようです。
確かにレース直前・直後には鍼灸施術は行いません。
私の施術は筋肉に微細なキズを付けて行き回復力を高めるものです。
レース直前だと身体がダルくなるので施術は出来ません。
しかしレース3日前までであれば疲労回復や痛みの除去は可能です。
日曜日にレースがある場合であれば木曜日までに来院をお待ちしています。
レース直後の施術も行っていません。最低でも3日は空けてからの受診をお願いしています。
鍼灸をおまじないだと勘違いしている方も一部いらっしゃいますが、受診してみれば実情が分かると思います。
少なくとも上記の選手は効果があるから顔を出してくれます。やる気のある選手にはこちらも全力で対応させて頂きます。
スポーツ選手大歓迎
【ゆうこん堂】にはランナーを始め、多くのスポーツ選手が来院されます。
痛みがあるのに運動したいって方達なので、どなたも筋金入りの運動好き。
その競技が出来ないと生きてられないって思ってるような人たちばかりです。
私はスポーツマンの端くれでしかありませんが、運動選手の気持ちはよく分かります。
時には運動の休止を告げねばならない事もあるけども、基本的には運動しながら痛みの回復を図ることを第一としています。
社会人となり家庭を持つと、冒険したくても足かせが多いのが現実。
でもね、冒険なり挑戦を止めたらそこで成長は止まってしまいます。
年齢に関係なく、冒険なり挑戦なりしている人は格好良いものです。
うちにいらっしゃる多くのアスリートは挑戦を続けています。諦めてません。
愛おしい変人ばかりですが、私はいつも彼ら彼女らに勇気を分けて頂いています。
本来は私が勇気づける立場にあるのでしょうが、勇気づけられるのはいつも私。その頑張りには脱帽するばかりです。
【ゆうこん堂】では中学生ぐらいから、スポーツに打ち込むアスリートが多く来院されます。
ちょっとクセのある鍼ですが、魂込めて打ってます。本気で競技に打ち込んでいる方、痛みで練習が出来ずに落ち込んでいる方、来院をお待ちしています!