お客さんから驚かれることが驚きです
仕事って長くやっている側から見れば当たり前の事なのに、初めて経験する人にとっては驚きの連続だったりしますよね。
私はもう11年以上鍼灸院をやっているので、施術をすることが人生の一部になってます。当たり前のことを積み重ねてここまで来たので、日常において驚きなんてほとんど無いのです。
もっと脳みそに刺激を入れないと感性が衰えてしまうので、なるべく鍼灸院を離れて出掛けるようにしているのですが、少なくとも鍼灸院の中にいて驚きが少ないのが今の悩み。
だけど初めて鍼灸院にいらっしゃるお客さんは驚きの連続なようで、質問されることが多いのです。どんな道具を使うのか、それが自分の身体に入るとどうなるのか。
一番多い質問は「なんで私の痛い所が分かるのですか?」
これは本当に不思議らしいですね。自分でも痛む場所が曖昧で何となくこの辺が痛い・モヤっとした感じがあるとしか表現できない・奥の方が痛いです。と上手に表現できないのに、私が触ると「ソコっ!」と声を上げて仰ることもあります。
なんでって言われてもこの仕事長く続けてきたら、大概の鍼灸師は分かると思いますよ。勿論、マッサージ師さんや整体師さんだって。分かることは大前提で、そこからどのようにアプローチするかが大事なのですよ。
こちらからすると当たり前のことが、相手にとっては驚きとなる。そんな事はどこにでもあるのでしょうね。施術をしながら「なんで?」と聞いて下さるお客さん、嫌いじゃありません。どんどん質問して下さって良いですよ、不思議がられるほどに楽しくなるので。
私も驚きを探しに外出しないと、脳みそが衰えるな。これまでは子供たちと遊ぶことを最優先にしてたけど、子供が部活動が忙しくなってきたので、これからは私個人の為にお休みを使えそうです。驚きを探す外出機会をどんどん増やして行きますよ!