迷える新米鍼灸師たち
このブログには「鍼灸院を開業・経営していくために」と言う新米鍼灸師さんだけに向けて書いているカテゴリーがあります。
一般の方には何の関係もありません。新米鍼灸師さんが国家資格を取得してから鍼灸院を開業する時に少しでも役に立てればと書いたものです。
よくワンマン経営の社長さんが晩年に本を出すことがあります。自分が如何にして会社を軌道に乗せたのか、どんな苦労をしたのかが詰まった全く参考にならないウンコ本。そんな風にはならないように、なるべく気を付けて書いているのですが、果たしてお役に立てているのかどうか。
そんな内容の新米鍼灸師向けのカテゴリーだけ最近閲覧数がグッと上がっていて、何だろうと思っていたら2月末に年に一度の鍼灸師の国家試験が行われたのですね。結果は今月末、試験を受けた皆さんは悶々とされていることでしょう。
まずは国家試験に合格しなければ何事も始まりませんからね。心より吉報をお待ちしています。
国家資格を取得したら
さて、国家資格を取得した新米鍼灸師さんどうしますか?
ここが運命の分かれ道。今更鍼灸接骨院で修業を積むなんて方、いませんよね?
以前に書いた記事にも書きましたが、今でも私は30歳以上ならば迷わず開業をすべきだと思います。
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全ての鍼灸師は開業を目指せ!卒業時の年齢が30歳以上ならすぐ開業
どこの鍼灸接骨院でもやっているような保険を使って・電気流して・簡易マッサージをやってと言う手法は今や通用しません。鍼灸接骨院も自費施術が無ければ生きていけない時代です。
どこでもやっている事は誰にでもできる事。最終的には価格競争になって大手が勝つように出来ています。せっかく鍼灸師の免許を取得したのなら、それを最大限に利用してみましょうよ。
専門学校を卒業しただけでは技術不足は否めません。どこかで修業をしたくても鍼灸院からの求人はほぼゼロ。どうしても鍼灸もやっている鍼灸接骨院や整形外科に就職先は絞られますよね。そこをあえて開業することで道を切り開こうと言うのが私の考え方。
自信がないなら勉強会を活用して
いきなり開業する自信が無い方は勉強会や講習会を見つけて参加してみては。首都圏なら幾らでも講習会は見つかるし、地方でも少ないながらもやってますよ。
私なら開業しながら勉強しますけどね。完全予約制にすれば時間もある程度自由になるので勉強会に出席する時間やアルバイトをする時間も確保出来ます。お金を頂きながら勉強させて頂くのが上達への一番の早道です。
技術を磨いてから開業となると、いつまでも開業する機会を逸してしまいますよ。
鍼灸施術は経験の蓄積
専門学校を卒業したばかりの新米鍼灸師さんが技術が未熟なのは当たり前。これから幾らでも経験していけば良いのです。でも人に鍼灸をする前に、自分の身体で試しましたか?せっかく自分の身体が空いているのだから経験を積む絶好の機会ですよ。
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幾ら鍼が痛くてもお灸が熱くても、自分の身体なら問題はありません。まずは自分の身体を使って練習しましょう。
私は開業前の数か月は毎日10㎞ランニングしてから、身体中に鍼とお灸をしまくりました。1日1000本は鍼を刺しましたよ。本当は第三者の身体を借りて施術を行うのが上達への近道ですが、自分の身体であっても十分役に立ちます。
まずはやれることから積極的にやってみましょう。周りに流されていたら、いつまで経っても開業は出来ませんよ。皆さんのこれからの頑張りに期待しています!
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◎駐車場 1番と2番