鍼灸院開業10年を振り返る


開業以来治療方針の大筋は変わらず

4月1日で鍼灸院開業10周年になるので、過去のブログを見ながら悪戦苦闘した日々を楽しく振り返っている私です。

開業当初から現在までで細かいところは沢山変わっているけど、大筋は変わっていませんね。開業当初から鍼灸専門でやると言う志は変わることなく、現在も鍼灸専門で営業しています。保険を使わず実費治療と言うのも昔のまま。

接骨院全盛時代の当時は、保険を使わず・電気治療器も使わず・ましてや鍼灸だけで開業するなんて自殺行為だと言われたものです。だけど10年鍼灸院を続けて来れたのだから、少なくとも需要はあったと言うことですね。

流行に乗らないと誓ったのも開業当初からの考え方。当時は「耳つぼダイエット」が流行っていた時期で、多くの女性から耳つぼ鍼を熱望されたけど、頑なに拒んでました。耳つぼするくらいなら、オレが一緒に走って痩せさせてやるって言い切ってました。今は耳つぼダイエットを聞かなくなったけど、当時耳つぼやっていた鍼灸院はどうやって方針転換したのでしょうか。

今流行りの美容鍼もやるつもりはありません。美容鍼も私が開業した当初からあったもの。儲けたいのならいち早く取り入れるべきだったけど、自分がやりたい方向性とは違っていたのでスルーしました。

一つだけ開業してから取り入れたのは「不妊鍼灸」のみ。これも取り入れるつもりは無かったけど、うちの夫婦が高齢出産で赤ちゃんを授かった事もあるし、当時来院していたお客様から懇願されて始めました。今では不妊の方への施術は整体でもマッサージでも行っているようですが、当時は数件の鍼灸院がやっているのみでした。

私のような未熟者が立ち向かえる症状なんて病気の中のほんの僅かなものに過ぎません。それも1回で確実に症状を改善させることが出来るなんて、とても言えないレベル。少しでも状態を良くして帰って頂けるよう、未だに背中に汗をかきながら施術をしています。

成長しない鍼灸師ですが、それでも当時の何倍もお客さんが来院してくれているので何とか形にはなっているのでしょう。当時も今も口下手なので、誤解を生むことも多いのですが。

 

料金体系も以前とは違う

当時はベッドが2台あって、ご夫婦でいらっしゃった時などはベッド2台体制で施術を行っていました。しかしそれも開業3.4年で止めてしまいました。人に聞かせたくないお悩みを相談したい方が多く、私と嫁さん以外が鍼灸院内に居ると話が出来ないことが増えたからです。

複数人を同時進行で施術するなんて名人みたいなこと出来ないので、これは正解でした。話をするだけで楽になって帰ってくれる方も多いのだから、鍼灸師として良い決断だったように思います。

それから料金も3年前に3800円から4000円に200円アップしました。これは良かったのか悪かったのか今でも判断が付きません。釣銭を用意するのが非常に手間だったのと、治療院が沢山出来て後人よりも料金が安いのが悔しくて悩みに悩んで料金アップしました。

料金を上げたことによって逃げたお客さんは居なかったように思うけど、負担が増した分通院回数が減ったお客さんはいらっしゃいました。今更元の値段へ下げる事も出来ないので、満足度を上げるべく頑張っています。

去年からはお灸を取り込んだコースとして5000円のコースが出来たのですが、こちらを利用して頂けるお客さんは多くてビックリしています。これまでほぼ鍼のみで施術をしていて私自身はそれで良いと思っていたのですが、お灸を希望される女性が意外と多いのですね。

これまで通り鍼だけの施術をご希望の方は料金は変わらないので、今のところトラブルも無く新しいコースが浸透しています。新規のお客様には4000円の料金でお灸付きのコースを試して頂いています。

5000円のコースは通常の鍼治療にお灸が追加されるので時間が15分ほど長く必要なので、1000円アップはご了承ください。鍼だけの施術で時間を多くやって欲しいと言う方も5000円を頂いています。スペシャルなコース8000円もありますが、これは既存のお客様のみに対応させて頂いています。

鍼灸師と言えども聖人では無いので食べて行かないといけません。技術を時間で提供しているので、施術時間が長くなれば料金も割り増しとなる、ここは曲げられない所です。その代わり、施術が終わった後に次のお客さんが入っていない場合には一緒にお話しする時間は当然無料です。

 

施術時間は増えたり減ったり

開業当初はお客さんが1日1人とか2人しかいなかったので、一人に90分、120分かけても時間的な制約はありませんでした。こちらも勉強させて貰いながら施術をしていたので長いのは無論大歓迎でした。

それが段々と時間が短くなってきたのは、お客さんが増えて来た事と身体へのダメージが大きいと言う理由もありました。一人に120分も鍼ばかりしてると、オーバードーゼ(やり過ぎてフラフラになること)になって次の日起き上がれなくなってしまいます。

技術も上がってきて少ない本数で効果を上げる事が出来始めたので、3年目からは60分を目安に、最近は40分を目安に施術をしていました。開業当初から来院して頂いているお客様は施術時間がどんどん減って行って、サービスが低下したと感じているかも知れませんね。

冬の間はお客さんが減る事もあって、今年1月からは一人に60分時間を取ってお話しする時間を増やしています。45分間隔で予約を入れてしまうと、どうしても最後の5分・10分は焦ってしまいます。余裕を持って仕事をしながらお客さんの声に耳を傾けています。

黙って施術に専念すれば一人30分で済むのですが、会話は大事なアイテムだと考えているので45分間隔が丁度良いかなと考えています。

 

開業20年はどんな事をやっているのか

一応動けなくなるまで鍼灸院は続ける予定です。開業して10年経った今と、更に10年経った時では考え方は変わっているのでしょうか。多分大筋は変わっていないと思うけど、もっとお休みを増やしたりはしてるかもね。

自営業は継続することがまず第一だと考えているので、継続できる鍼灸院を目指してこれからも頑張って行きたいと思います。20年・30年と鍼灸院が続いて行く事を考えていると楽しいですね。これからの地に足つけて働いて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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