ゆうこん堂鍼灸院の日記

大卒サラリーマンがどうして異業種の鍼灸師を目指したのか


どうして鍼灸師を目指したのか

 

今でこそ鍼灸院の院長をしていますが、以前は全く別の仕事をしていました。どんな転機で今の仕事を目指したのか・鍼灸師にはどうすればなれるのか・鍼灸院の開業はどうすれば出来るのか・最近話す機会が多いのですよ。

進路に悩んでいる鍼灸師がアポイントを取って話を聞きに来たり、うちに施術に来る若者の進路相談をするうちに自分の話になったり。

一生の仕事を決めるのって本当に難しいですよね。だってどんな仕事が自分に合ってるのかやってみないと分かるはずが無いですから。進路に悩む高校生や大学生に良く言うのですが、「やりたい仕事が見つからない」なんて理由で悩むんじゃありませんよ。そんなの当たり前、だって経験がないのだから。

やってみて、ダメだったら次を探せば良いのです。別に辞めたって構いません。会社が一生面倒見てくれるなんてあり得ませんから。

私も随分と遠回りをした人間の一人です。それでも何とか家族を養っています。私の経験が皆さんの役に立つかは分かりませんが、鍼灸院を開く前にさかのぼってこれからお話をしてみたいと思います。
鍼治療

◆大学3年生就職活動

 

大学も3年生くらいになると、漸く仕事見つけなきゃって気になるんですよね。でも何の仕事がしたいなんて具体的に頭に思い浮かぶ筈もありません。だってそれまで何にも考えて無いんだから。とりあえず周囲の真似をして、企業宛にハガキを出してみたり面接に行ってみたり。

サラリーマンにだけはなりたくないってずっと思っていたのに、他に選択肢が見当たらない。だって勉強もしてないし、手に職を持つような仕事もしたことない。勿論自分で企業する根性もパワーも無い。バブル崩壊・第二次ベビーブーム・超氷河期・周りは今の就職氷河期並みに焦っていました。

ただ私がラッキーだったのは、昔から部長とか委員長とか「長」の付く役割を多くこなしていたので人前で話すのは割りと平気だった事と、「老け顔」だったから。落ち着いて見られるのか面接まで行った会社は一度も落ちませんでした。老け顔って便利です♪




 

入社したのは「医療用総合商社」。名前はいかめしいですが、要はお医者さんに薬を売り込みに行くお仕事。ルートセールスなので毎日決まった得意先を回り、発注された薬を届ける傍ら、せっせとお医者さんに薬を売り込んでいました。

毎月のノルマが決まっていて、月末にはノルマを達成すべく売り上げに追われ、翌日月初には積み上げたものがまたリセットされてゼロから積み上げ。何も生まない・何も残らない。そんな生活がたまらなく嫌でした。

辞めたくて辞めたくて。でも先輩には今は我慢だと言われ、上司にはここを辞めたら次はもっと自分の理想より下に行くしかないぞと脅され。結局4年間続けてしまいました。でもどうしても嫌で、もうぜ~んぶ捨ててやろうと覚悟を決めて辞表を提出。27歳の春でした。

 

枠組みを抜け出せ

テント

手元には400万円の貯金がありました。そこそこ給料は良い会社だったので苦も無くお金は貯まってました。で、せっかく仕事を辞めたのだから、これまでやりたくても出来なかった事をしようと思いまして、バックパッカーとなり国外へ。

バックパッカーについて説明しておきますと、バックパック(リュックの大きい奴)に生活道具全てを詰め込んで旅行して周る人たちのことです。それまで海外旅行経験無し。長期旅行も初めて。でもどうしてもやってみたかった。

前哨戦としてニュージーランド・オーストラリアを3ヶ月かけて周って、一旦帰国して今度は日本一周旅行。そこから半年間ガソリンスタンドでアルバイト。またお金が貯まった所で今度は本命のカナダからアラスカへかけての自転車旅行。日本からMTBを持っていって、そこにテントも寝袋も食料一式全てくくりつけての一人旅。本当に面白かったんですよ。

周囲400km誰もいない場所にテントを張って、焚き火しながら酒飲んで、熊さんが心配だったけど自分だけの星空と自分だけの世界。これがやってみたかったんだ。

 

◆もうサラリーマンにはなりたくない!

 

その旅行の間中ずっと考えていたのが、自分がこれから何がしたいのか。もう絶対にサラリーマンは嫌。自分で全て決められる自営業がしたい。でも何の技術が無い。だったらもう一回勉強し直そう。今からでも間に合う仕事。これまでの経験を生かせる仕事。漠然としたイメージを繋ぎ合わせながら考えていました。

ひょんな事からその旅行中に今の嫁さんと出会って、東京の彼女の実家に転がり込んで、あれよあれよと結婚して。これは本気で何かを見つけなくちゃと思ったのが30歳の時。

大学卒業してもう8年ですよ。ここで漸く決断するんです。でもね、遅すぎるってことは無いんですよ。それまでの経験を生かしちゃえばいいんだから。

 

 

 治療業界に入りたい

指圧
初めて住むことになった東京ってのは清濁合わせて本当に何でもある場所でした。人の多さも半端じゃないし、それに負けないくらい店舗も多い。旅行中に将来の仕事について考えていた私には、漠然とやってみたい職業がありました。マッサージや整体などの「治療業界」に入りたい。そして自分でお店を持ちたいというものでした。

昔から自営業への憧れがありましたし、お金を貰ってありがとうと言って頂ける数少ない職業に思えたからです(勿論そんな単純で簡単なものではありませんよ)では一体どうすればその道に入れるのか。また、治療業界の中にも多くのやり方があるようで、どれを選択すれば成功するのか。それについては全く分からずにいました。東京暮らしに慣れていくと共に、少しずつ情報を集めて以下のことが分かってきました。

 

治療業界にも職種は色々ある

 

マッサージ

 

①マッサージや鍼灸は国家資格

②治療業界の中でも癒し系のものと、治療を目的とした本格的なものがある

③独立に向いているものと不向きなものがある

①は鍼灸師・あん摩指圧マッサージ師・柔道整復師は国家資格であり、カイロプラティックや整体は民間資格である事が分かりました。

②は足ツボやアロマオイル・リフレクソロジーなどは癒し目的でいらっしゃるお客様が多く(これらの手技でもしっかりとした技術をお持ちの方は大勢います)、鍼灸などは治療目的でいらっしゃる方が多いらしい

エステ

③は絶対数の違いもありますが、整体院やマッサージ院は独立開業組みが多いのに対して、男性が独立開業するにはリフレクソロジーやアロママッサージは不向き(女性の先生は非常に多い)

これらの事から考えて、自分はどうせなら国家資格を取得したい。そして癒し系では無く治せる技術を学びたいと思い始めました。

それならば柔道整復師・マッサージ師・鍼灸師のどれかにしようと的が絞れて来ました。民間資格であっても優れた手技は沢山ありますが、ある程度の技術と知識を身につける為には3年間専門学校で勉強して自信を持って対応したいと考えたからです。

その間何度も色々な治療院に通い、元々悪い腰を見てもらったり肩こりを見てもらいながら自分に合う手技を探して行きました。

結論から言ってしまえばどんな手技であってもきちんと勉強してモノにしている人と、そうで無い人がいるんですよね。そして人間同士なのだから治療する側とされる側の相性ってのもあります。

 

どんな手技でも突き詰めれば効果がある

 

私が鍼灸師を選んだのも、治療に行った鍼灸院がどこも素晴らしかったわけじゃなくて、鍼と灸という道具を使う事が格好良いと思っていたのと(池波正太郎の藤枝梅安やじゃりん子チエなんかでも馴染みがありましたしね)昔高校時代にヘルニアの治療で鍼灸院にお世話になったことがあるからって理由なんですよ。

まじめに本気で向き合っていくのならば、どんな道であっても間違いはないってのが今の私の結論です。さて、鍼灸師となろうと思ったものの、ネットで調べると3年間の専門学校の費用は400万円~500万円。異常に高い金額です。ここからが悲しくもツライ日々の連続でした。

長くなりますので続きは次回に。

 



 

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◎駐車場  1番と2番

 

 

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