ゆうこん堂鍼灸院の日記

不妊症に対して鍼灸師として向き合ってきたこと


当院の不妊症に対する向き合い方

当院が開業してから9年、不妊の方に対して鍼灸を行い始めてから8年になります。当初、不妊に悩む女性に鍼灸施術をする事に対し、抵抗がありました。私たち夫婦が赤ちゃんを授かったのが嫁さんが35歳の時。不妊治療はしていなかったものの、子宝を授かるまでかなり苦労がありました。自分たちが苦労してきたので応援したい気持ちはあったのですが、それを商売に結び付けることが出来なった。なおかつ、子供を授かりたいと言う気持ちに応える事が出来るかどうかプレッシャーも大きくありました。

それがある女性の熱烈な願いから不妊症に対する鍼灸施術を始め、勉強と実践を重ねながら施術に携わることが出来ました。これまで300人以上のカップルに施術をしてきて思ったことを書いてみたいと思います。

鍼灸施術は「おまじない」ではありません。身体の調子を整えていくものです。長年に渡って培ってきた「冷え」・「血流障害」・「肩こり」・「ストレス」など悪いものを沢山身体に貯めこんでしまっています。それらの不調を和らげ体調を整えて行くのに、最低でも3か月・出来れば半年程度が必要です。1回・2回で来院されなくなる方は私たち夫婦との相性が悪かったのだろうと推測されますが、1か月・2か月で諦めてしまう方は非常に勿体ないように思います。

嫁さんがまとめてくれた記事はこちら

「数値で見よう~一般不妊治療編~」

残念ながら1年以上毎週通ってくれたのにも関わらず結果に至らなかった方もいらっしゃいますが、ある程度通ってくれた方に結果が出た人が多いのは確かです。中には数回の施術で妊娠に至った方もいて非常に喜んで貰えるのですが、それは鍼灸がお役に立てたのかどうか怪しいのですが、せっかくなので鼻高々に喜ばせて貰っています(笑)

 

不妊鍼灸の施術

 

皆様は鍼灸に対してどのようなイメージを持っていらっしゃいますか。不妊に対するツボがあって、そこを刺激すれば立ちどころに子宝に恵まれると言うような幻想的なイメージをお持ちの方もいるのでは。勿論、そんな便利なツボは無いですし、1回で体質改善出来るような魔法を私は知りません。やはり時間をかけて体調を整えて行くことが必要です。

 

当院の不妊症に対する施術方法。来院者さんが女性の場合。

当院では夫婦タッグで施術に臨みます。鍼灸の資格を持っているのは私だけなので施術は私が行います。問診は15分程度、そこからは妻と来院者さんが施術室に入ります。

まず問診の続きをしながら横になって貰い、お尻と足元を温める事から始めます。足元は当院手作りのホットパックを使います。お尻は温灸と言って温もりが伝わるだけのお灸です。どちらも熱さは無く温かい刺激が身体の中に入ってきます。しっかりと身体全体を温める事で血液循環を良くして行くと共に、お話を伺いながら不安を取り除いて行きます。

これは2回目以降からも同じで、女性同士の悩み事相談室のような事を行っています。疑問・質問があればこの時にお聞きください。15分ほど温まって貰ってからは私の出番です。お灸も使いますが鍼(はり)を使うことの方が多いです。

まずはふくらはぎへの鍼を行って行きます。ふくらはぎは血液循環を改善させるために必ず施術を行います。冷えの改善や血流改善には欠かせません。そこからお尻・腰へと上がって行きます。不妊に悩む女性は足元が冷えている方も多いのですが、お尻周りが冷えている方が非常に多いです。子宮・卵巣周りに酸素と栄養に富んだ血液を送りたいのに、お尻が冷えていると言うことは血液循環が悪くなっている事になります。男性にお尻を触られて不愉快だと言う意見は今のところありませんが、抵抗があるようでしたら女性鍼灸師が在籍する鍼灸院をお探しください。

首や肩・肩甲骨周りにも鍼を打ちます。不妊にお悩みの方はストレスを感じている方が多く、肩甲骨周りと首の横の胸鎖乳突筋が張っている方が多く見受けられます。ストレスの軽減が大きな課題となっています。スマホで自分に当てはまるような症状をチェックばかりしている方は即止めましょう。悪い情報ばかり拾って読んでしまいストレスと悪化させてしまいます。何も考えるなとは言いませんが、悪い方へとばかり考えが及んでストレスが溜まっても何もプラス材料はありません。自分の趣味の話や好きな事を考えている方が余程有意義です。

話が逸れました、お腹にも施術を行います。移植前に黄体ホルモン補充テープであるエストラーナテープをおへその下に貼っている方が多いのですが、大丈夫です、そこは避けて施術をします。お腹にはどうしても鍼灸をしておきたいツボが幾つかあるので、施術には欠かせません。最後に座位にて肩を診て終了となります。

合計で100本前後の鍼(はり)を身体に刺すことになると思います。当院の鍼は刺しっぱなしにすることはありませんので、身体の中に刺さっている鍼は常に1本だけです。施術を受ける方の体調によっても打つ本数も打つ場所も毎回変わってきます。残念ながらここに刺せば赤ちゃんを授かれると言うツボを私は知りません。あくまでも身体の体調を整える事が私の仕事です。

 

良い鍼灸院を選ぶには

 

技術を数値で測ることが出来ればどの鍼灸院に行けばよいのか明確な目安になるのですが、残念ながら数値では表すことが出来ません。まずはホームページを見て、この人ならば信頼できそうと思える鍼灸師さんを探して下さい。人間には相性があります、相性が合わない人の所に何度も足を運ぶのは苦痛でしかありません。苦痛を重ねる事が正しい選択だとは思えません。

技術的なことに関しては、どこの鍼灸師も勉強しています。この鍼灸師は10点満点だけど、あそこの鍼灸師は0点と言う大きな開きは無く、1点・2点の差があるくらいです。通いやすさや料金などを加味して考えましょう。

当院の料金設定はホームページの「料金&サービス」でご確認を回数券とスタンプカードの併用をお勧めしています。

当院が皆様に支持されている要因は口コミの大さもあるでしょうが、安心感や私たち夫婦との相性が良くて通ってくれている方も多いようです。一人目が上手くいったので2人目もと戻って来てくれる方も多くいらっしゃいます。自宅から1時間・2時間かけて来院してくれる人も多いのでこちらが恐縮してしまうのですが、まずはお近くの鍼灸院を探してみてはどうでしょうか。

不妊症に対する鍼灸施術は別ブログ「広島の不妊鍼灸・ゆうこん堂」に詳しく書いてあるのですが、忙しさもあり中々アップ出来てません。

 

男性にも施術を受けてもらいたい

 

不妊症はオレには関係が無いと思われている男性は危険です。夫婦の問題に自分が関りが無いなんて事はありません。不妊症の鍼灸に関わった当時はそんな男性が多くいらっしゃいました。しかし最近では関係が無いと思っている男性は少ないようです。その代わり、「鍼灸院に行くのも病院に行くのも構わないよ」と言う放任主義的な考え方の男性が増えたように思います。

 

一見度量が広いようですが、奥様と同じ目線で物が見えていません。赤ちゃんを授かると言うのは夫婦が一緒の目線で物を見ていないと後々問題が大きくなります。一緒に考え共に寄り添うのが夫婦です。私はご主人が検査で問題ないと判定されたとしても、夫婦一緒に鍼灸施術を受ける事をおススメしています。

不妊症は奥様に全く問題が無い場合においても多々起きる事です。検査に現れない何かが男性の側にあったとしても何ら不思議ではありません。精子の数や運動量も血流を改善することにより大きく変動します。精子は毎日生産されている訳ですから女性よりも早く結果に表れます。ご一緒に来院なさってみて下さい。

ご自身で出来ること

 

鍼灸はあくまでもご自身の体調を整えるもので、おまじないでも手品でもありません。あくまでも引き出しの一つ。ご自身にも出来る事は沢山あります。鍼灸院に行くのが怖い、これ以上不妊治療にお金を掛ける訳には行かないと言う方は、以下を実践してみてください。

①ストレスを溜めない

中々難しい問題ですが、「スマホで検索」をまずは止めましょう。ネット上には沢山の情報が落ちていますが、ご自身の症状と全てが合致するものではありません。ネット検索で鬱のループに陥っている人をこれまで沢山見てきました。自分で自分の身体を悪くする行為なのでスマホ検索は止めにしましょう。

②身体を冷やさない

エアコンの風に直接肌をさらすのは厳禁です。鎮痛剤も身体を冷やすので極力避けましょう。足元に気を付けている女性は多いのですが、お尻周りに気を付けている女性は意外と少ないです。最近はお洒落な腹巻があるようですね、腹巻良いですよ。当院でオススメしているのは手作りホットパックです。電子レンジで温めるだけで何度も使えます、身体に悪いものは一切入ってませんので使ってみて下さい。

作り方は無料で公開中。「ホットパックの作り方」

 

無料で作り方教えてくれるお店なんて普通無いですよ(笑)温める個所は腰では無くお尻です。仙骨と検索すれば画像が出てきます(この時だけはスマホを許可します)。仙骨部分を温めるよう心掛けましょう。ホットパックを利用する場合はお尻の下に敷いたままで寝る方が多いようです。お腹でも腰でもどこでも使えるので一つあると便利ですよ。

③適度な運動

大人になると本当に運動しなくなりますね。血液を循環させるには適度な運動が必要です。本来は毎日通勤の時にでも30分程度歩くのが良いのです。30分歩けば大体3000歩は歩数を稼げます。幾ら忙しくてもその程度の運動時間は確保できるのでは。趣味でスポーツをやっているのであれば、是非継続しましょう。ただし、週に1回程度では運動量として少ないですね、週に2,3回の運動を心掛けましょう。

④食事

食事管理に関しては嫁さんに任せっきりなので私は何も言うことが出来ません。料理しないもので、申し訳ない。嫁さんが書いているブログで触れている記事もあると思います。

広島の不妊鍼灸・ゆうこん堂

毎日摂取して細胞を作る元となるものなので、是非興味を持ってもらいたいです。

 

以上の4つならご自身で管理できるのでは。当院でもこの4つに関してはご指導させて頂いています。

最後に

話が長くなってしまいました。子孫を残したいと言う欲求は動物に備わった最も大きな欲求の一つです。お悩みの気持ちは分かります。不妊治療に関わる人間はそこは十分に認識しています。けれども日頃の忙しさから、ついマニュアル通りになったり手厚い対応が出来ない事もあるのです。

私も昔、嫁さんがおらず一人で対応した時に上手く対応できずに女性を泣かせてしまったことがあります、苦い思い出です。当院でも至らぬことがあると思いますが、夫婦タッグでお迎えしています。先の見えないトンネルですが、せめて足元を照らして差し上げる事の出来る存在ではありたいと思います。

今も暗闇の中をもがいているカップルが沢山いると思います。ご自身に合った病院なり鍼灸院が見つかることを祈っています。この人に託してみようと思える先生に出会えたら、後は信じて付いていくのみです。吉と出るか凶と出るかは分かりませんが、あなたの心を照らして下さるでしょう。

信じて、進んでみよう!




広島ブログ

院長のブログ;サスライのハリ師、今日も行く!

受付(妻)ブログ;朝日に向かって走りたい!

広島の不妊鍼灸・ゆうこん堂

ゆうこん堂鍼灸院
◎営業時間 月~金 9:00-12:00 15:00-20:00  土曜 9:00-18:00
◎住所   広島県安芸郡海田町南本町6-3コーポタカヤマ101
◎電話   0825552099
◎定休日  日曜日(詳しくはHPで確認下さい
◎駐車場  1番と2番

 

 

 

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